コンクリート圧縮試験

コンクリートの圧縮強度は、設計において非常に重要な要素です。一般的には、試験結果を基にして、コンクリートの品質や性能を評価します。コンクリート圧縮試験は、コンクリートの品質管理や設計強度を確認するために欠かせない試験です。試験を通じて得られたデータは、建設現場での安全性や耐久性に直接影響を与えるため、慎重に実施する必要があります。

コンクリート圧縮試験の手順


試料の作成

試験用のテストピース円柱(直径100mm、高さ200mm)を作成します。

コンクリートを型枠に流し込み、適切に締め固め、養生します。

養生

コンクリートは試験を行う前に、一定の期間養生しなければなりません。通常、試験は28日間の養生後に行われますが、特定の条件で異なる場合もあります。

試験機にセット

試験機(圧縮試験機)にを設置します。テストピースは水平にセットされ、圧縮荷重が均等に加わるようにします。

荷重を加える

試験機で一定の速度で圧縮荷重を加えます。荷重は、テストピースが破壊されるまで加え続けます。

破壊が起こる瞬間に、コンクリートの最大荷重(破壊荷重)が記録されます。

破壊荷重から強度を計算

破壊荷重を試料の断面積で割って、圧縮強度を求めます。