コンクリート性状試験

建築構造物に要求される品質及び耐久性が確保されている事を目的とした試験になり、品質管理において重要な役割を果たしております。

試験内容


スランプ試験

コンクリートの流動性に対する抵抗性を測定する試験になり、現場での品質管理に欠かせない試験の一つです。

スランプフロー試験

主に高流動コンクリートの広がりを測定する試験方法で、通常のスランプ試験では評価できない自己充填性や流動性の高いコンクリートの性状を確認する為に行います。

空気量測定

コンクリート内に含まれる空気の割合(%)を測定する試験です。

空気量は耐久性や強度の管理に重要な役割を持ちます

塩化物含有量測定

コンクリート中の塩化物イオンの量を測定する試験です。

塩化物イオンが過剰に含まれると鉄筋の腐食を促進しコンクリート構造物の耐久性を低下させるため適切な管理が必要です。

温度測定

コンクリート中の温度を測定する試験です。

生コンクリートの温度が高すぎると急激な硬化による施工不良、低すぎると強度発現の遅れを引き起こすため品質管理や施工性の確保のため適切な管理が求められます。

テストピース作成(供試体作成)

生コンクリートの品質を評価するために作成するテストピース(供試体)とは圧縮強度試験を主に目的として作成し、所定の強度が確保されているかを確認するために使用されます。